一妙寺の山風 2018.11.01 住職のおはなし 変転めまぐるしい現代社会でございますが、紙と万年筆、先生に習う正しい字体、切手、風景印、寺印、印泥、永代供養墓の管理がお寺の仕事をする上での私の「こだわり」です。 世の中は「こだわり」に満ちています。見えないところにも彩色を施す職人のこだわり、良質な材料を惜しげもなく使い、廉価で商品や技術を提供するお店のこだわりなど。利益はあるの?はい、利益はこだわることによって仕事が好きになることです。私の人生はこれだという誇りがもてることです。多くの御縁によっていただいているお仕事なので、日々使命感とこだわりをもって住職のお勤め、宗教法人代表役員の職務に励んでおります。 一方で「柔らかくなることも大切だなあ」と感じることもあります。芯にはこだわりと厳格さをもちながらも時と場所、場合に応じて使い分けていくことです。 お寺には「山風(さんぷう)」という言葉があり、代々のお寺に伝わるやり方という意味があります。現代に新しく建立された一妙寺の山風は「難しい言葉を使わない、わかりやすいお寺」だと思っております。 住職のおはなし お土産の「苦」 第102回お経と法話の会 摩天楼法話会 ピックアップ記事 住職のおはなし 住職の叫び 2021.02.01住職のおはなし