お題目のお話

法華経は妙法蓮華経といいます、インドの言葉で「サッダルマ プンダリーカ スートラ」お釈迦様が霊鷲山(りょうじゅせん)という山でお説きになられたお経です。

インドで生まれたお経が私たちにわかる言葉で翻訳されていきました。


この妙法蓮華経という言葉を考えてみたいと思います。

妙とは不可思議、私たちには計り知れないという意味があります。
法とは法律の法、真理という意味です。これをインドの言葉では「ダルマ」といいます。

法華経のことをサッダルマ プンダリーカというのは「真理を説き明かすお経」であるからです。

蓮華とは汚泥の中から茎をのばし花を咲かす。一点の穢れもなくきれいな花を咲かせます。

経とは「たて糸」という意味です。この教えをたて糸にして、人生というよこ糸を組み合わせていきます。

私たちの肉眼ではとらえることのできない世界(妙)にも心をつくすことが真理である(法)。

肉眼ではキャッチできないからといってむげにするのではなく、きちんとその心を尽くすことが即ち泥に染まらぬ蓮華である。

人生の綴れ織という表現がありますが、たて糸とよこ糸、どちらが弱くてもよい布にはなりません。
たて糸は不可思議な形のない仏の世界。よこ糸は形のある人間の世界。

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉でたとえると「天命がたて糸」であり「人事がよこ糸」にあたります。

どうか「目にみえない世界にも、私は心を尽くしますよ」という気持ちでお題目を唱えてみてください。だんだんと頂くよりも与える喜びに目覚めてきます。

2015年04月15日