仏教宗派のお話

仏教にはたくさんの宗派があります。身近なところでは私ども日蓮宗の他に、浄土宗や浄土真宗などです。
宗派によって拝むご本尊や捧げられる経典、お作法や教義などが異なります。これはどういうことでしょうか。

宗派の違いとは端的に申しますと、「お釈迦さまの教えの解釈の違い」とご理解頂ければ良いと思います。
分かりやすくラーメンに例えて話を進めますと、「究極の悟りは何か?」=「究極のラーメンとは何か?」という例えです。

「住職さん、ラーメンは麺ですよ」と主張したのが浄土宗や浄土真宗です。阿弥陀仏という仏様に救っていただくという教え、つまり「仏教の悟りは阿弥陀仏への誓願」(ラーメンとは麺である)という宗派です。

「いいえ、ラーメンはやっぱりスープですよ」と意見したのが真言宗です。空海が中国へ渡り、秘伝のたれを持ってきた宗派ですが、その内容は大日如来がこの宇宙の真理であるという教えでした。「大日如来を本尊とし真言密教を理解し実践する」(ラーメンとはスープ)という宗派です。

「美味しいラーメンとは、好きな人と一緒に食べるラーメンですよ」と唱えたが日蓮宗でした。材料という物質的なところだけでなく、食べてる時の気分が味を左右する。自分の心が味を作るという悟りを己の中に求める宗派です。

「お腹が空いてるときに食べるラーメンが一番でしょ」と顕したのが、曹洞宗、臨済宗などから構成される禅宗です。中心となる経典を立てずにひたすら座って悟りを得る、それは座禅によって得た悟りを通じて各々が問題を自覚すること、お腹いっぱいでは美味しく食べれないという宗派です。

あなたはどんなラーメンがお好きですか?
今月は少々、罰あたりなお話になってしまいました。お釈迦さまごめんなさい。

2014年10月01日