540度の成長

身延山は私が僧侶の道を志した15才の春、最初に入門したお寺です。周りはお寺の息子さんばかりで、お経も読めない、衣も畳めない、右も左も何一つわからない私をお育てくださいました。

 あれから18年、何も知らず、何もなかった当時の私と、今の私では180度、いいえ540度違います。

 なぜなら、今の私にはこんなにも熱心な信徒さんがいらっしゃいます、きれいな奥さんに素直な子供、一妙寺があり住職という責任感とやりがいのある立場に身を置いております。

 今日、私たち信徒を代表して日蓮大聖人様へ「誓いの言葉」を奉読してくださった立川市在住の濱中たみ子さんは、御主人が心臓の重い病にかかられました。当病平癒の御祈願の為に、現在、法華経の御修行に励まれているお方です。
 1日7回水をかぶり身を清め、お仏壇の前で1時間以上御題目を唱え、手術の成功を祈ります。濱中さんは専業主婦ではありません、御自分の仕事をしながらのことです。その御苦労は想像するに難くありません。

 難しい心臓の外科手術でしたが、神の手を持つといわれるスーパードクターに執刀していただけるご縁を結ぶことができ、ご主人は無事に生還なされました。
そして今日、御礼参りの為に病み上がりの御主人と共にご夫婦でこの旅行に参加されています。

 この後、日蓮大聖人の御真骨が祀られるお堂へ参拝いたします。私はこの1年の出来事、そして一妙寺にはこんなにも篤信な信徒さんがいらっしゃることを御報告したいと思います。

 これが先ほど申し上げました「540度」です。昨年からまたひとまわり成長した一妙寺を大聖人様へ胸を張ってご報告したいと思います。

2014年06月15日