カウンセラーからのお話

先日、発達障害の子供のカウンセラーをしている方のお話を聞きました。 

 その方は七年も大学におります。ご自宅にはさぞかし専門書が並んでいるだろうと、私たちは想像しますが、自宅の本棚には漫画しかありませんということでした。

「住職、この本が役に立つんですよ」というお言葉。発達障害の子供は意外にもアニメオタクが多いようです。

 自分の好きなアニメの話が、カウンセラーの口から出ることによって話の接点ができるようです。
 登校拒否の子供をどうやって立ち直らせるか、印象に残ったのはカウンセリングの仕方でした。 
「君はこのなんとかちゃんに好かれるような男にならないといけない、君が登校拒否で学校にいかなかったら、なんとかちゃんは、君のことを好きにならないぞ」
 その言葉を聞いた男の子は「確かにそうだ!僕はアニメのなんとかちゃんに好かれる為に、明日から頑張って学校に行こう」

見事にその男の子は学校に行ってくれるようになりました。

どんなことでも救われた良いと思いませんか、救われるのに「お題目でなければならない」というのは狭いような気がします。本人がアニメキャラの主人公に好かれる自分になりたくて、更生するならオーケーです。

お釈迦様はおっしゃいます「仏道修行は喜びから始まる」と。

2014年03月01日