ラゴラ尊者のお話

お釈迦さまには「ラゴラ」という名の息子がおりました。


出家して間もないラゴラは、自分がお釈迦さまの息子であったことから傲慢になり、よく嘘をついて人を困らせては面白がっていました。

多くのお弟子たちが、業を煮やして、お釈迦さまに相談しました。お弟子たちの相談を受けたお釈迦さまは、ラゴラに足を洗う為に水を入れたタライを持って来させました。

そして、足を洗った後にお釈迦さまは、「ラゴラよ。お前は、私が足を洗ったこの水を飲むことができるか?」と尋ねられました。

ラゴラは、「飲むことが出来ません。」と答えるとお釈迦さまは、「そうだ。初めは飲むことの出来る清らかな水であったが、私が足を洗って汚れたため、飲めなくなってしまった。ラゴラよ、お前もこの水と同じである。せっかく出家して清い道を歩んでいるのに、嘘をついて人を困らせては、面白がるという汚れた心になってしまっている。」と諭されました。

2014年02月15日