冬至のお話

地鎮祭、上棟式と終えいよいよ来年は本堂落慶法要を控える。めまぐるしく過ぎ去った年の暮れ、来年の年賀状のあいさつ言葉に迷う。

冬至とは元来カボチャや小豆粥を食し厄を払うという伝承がある。我が国では「ん」のつくものを食べるという風習であるが、中国では餃子を食すという。お国ごとの風習がみられるが、共通するのは、太陽の力が最も弱まった日を無事過ぎ去ったことのお祝いのようである。

確かに冬至は「昼の長さが最も短く、夜の長さが最も長い日」ときく。衰えた日の光が復活に転じる、凶から吉に転じる変わり目に神仏へ供養を施すことが冬至であろう。
普段お日さまの力などなかなか実感できないが、家族の洗濯物を世話するお母様はよくお分かりではないか。私も毎朝のランニングで日の力を実感する。日なたを走りたいと思うのだが、日なたがないのである。

柚子湯につかると「古き良き日本の伝統」に癒される。浴槽に柚子を入れるだけで身体の芯から温まり、明日への活力を生む。年末はせわしさが募るが、柚子湯につかる一時も大切にしたいものである。

2013年12月01日